入社後、業務の引き継ぎが全く行われずに放置されていたパン生地。
そんな中、新たな入社と退職が立て続けにあった。
新入社員より退職者の方が多い…。この会社、大丈夫か?
第5話にも登場した「千塀さん」。
彼は入社時から副マネージャーという高い職位だった。
経歴を買われて採用されたのだと思うが、
この会社は、できる人にはいくら仕事を押し付けてもいいというスタンスなのか、
明らかにキャパオーバーと思われる仕事量を、際限なく与えてくる…。
彼はその後1か月ほど休職し、結局、退職となってしまった。
第10話につづく。
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【パン生地コラム】
アウトソーシング課(仮称)は、業務量に対し明らかに人数が足りていませんでした。
営業の方が優秀で、たくさん仕事を取ってくるのは良いのですが、
社長はアウトソーシング課の人数とのバランスを全く考えておらず、
とにかく営業に仕事を取らせまくる。
そのしわ寄せがアウトソーシング課に来ていたという感じです。
社長は、「膨大な量を対応するには人を増やせばいいのだ」と思っているので、
常に求人を出しており、毎月新入社員が入ってくるのです。
人材を大事にしないから、退職者も同時に出るわけですが…。
社長は実際、全体ミーティングで
「アウトソーシング課にはもっとたくさんの社員が必要だ!」
と言ってましたからね。
人を増やす前に、やることがあるのではないかと思いますがね。
繰り返しになりますが、営業部は本当に全員優秀な方ばかりでした。
営業の方はITに精通しており、知識は豊富。語学も堪能。
少人数ですが、まさに「少数精鋭」でした。
なので外資系企業も含め、一流企業の案件をどんどん取ってこられるわけです。
このあたりのお話も、この先の漫画でお伝えしていけると思います。
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